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ここは日記+駄文しかおいておりません。 現在はnaruto・銀魂を主としております。 原作には全く関係ありません。 若干女性向けの表現がありますのでどうぞ注意してお入りください。 最初に案内をお読みいただけると助かります。
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2025/06/25 (Wed)
其の一.縁談が多数、火影のもとに来たる。
 
火影、それは木の葉の里の中で最高の忍びであることを意味する称号である。
そして現在火影と呼ばれるのは三代目である猿飛
歴代の火影の中でも最強といわれ、プロフェッサーの異名を持つ。
そんな火影にも悩みというものは存在する。
 
 
「ふぅ~どうしてかのぅ。」
ため息をつきながら書類に次々に判を押す。
ものすごい速さで目を通している。
 
 その悩みの種となっているのは、いい年になったのにいくつになっても結婚しない養い子にあった。
火影には実子が何人もおり、孫もすでに生まれている。
しかしそれとは別に実の子供のように可愛がっている子供がいたのである。
その子は昔は里中から嫌われていたが、今では押しも押されぬ里一番の忍者として認められており時期火影の最有力候補である。

その名前をうずまきナルトという。

今年で20という節目を迎え、いい縁談が次々と火影のところに舞い込んできていた。
縁談の候補として、大名の娘や木の葉でも名家として名高い日向家でさえ名乗りを上げていた。
しかしナルトは、くのいちからだけでなく男にも人気はあった。
なぜならナルトの容姿は美麗で男ながらも、その所作は色っぽく十分に色の任務にも就けるほどであった。
もちろん火影が頑として反対したので、惜しまれつつもその手の依頼を受けることはなかったが。
そのせいだろうか、縁談の候補が女より男から多数申し込まれている。
 
「あやつにいくら話しても、返事は無しのつぶてじゃし…はてさて相手にどのような対応をすべきか…」
うぅんと頭を悩ますが、答えは一向に出てこない。
頭を抱えだした火影に、驚いたのは横にいたお付の忍びである。
先ほどまでは悩みつつも、手を動かしていたので仕事は進んでいた。
しかし今は悩みに心を奪われつつあり、進み具合が怪しくなってきたからだ。
「火影様!お手がおとまりになっておりますぞ。」
その叱咤により、火影は意識を取り戻したが頭の中は縁談のことでいっぱいである。
縁談の候補がどれも家柄の高いものばかりなのでどう返事をすればよいか悩んでしまうのだ。
 
「しごと終わったってばよ!」
元気な声でノック無しに入ってきたのは、火影の頭を占領していたナルトであった。
ナルトの顔を見て、これ幸いと仕事をほっぽりだして縁談の写真をかき集めた。
横の忍びはその仕草に渋い顔をするが、火影は気にせず部屋を少しの間退出するように言った。
「おぉ!よい所に着たのぅ。この前話したじゃろぅ。ほれ!縁談の事じゃ。たくさん来ておる。ちょっとだけでも見てはくれぬか。」
「えぇ!俺ってばそういう話はお断りだってこの前言ったてばよぉ。」
いやそうな表情を作り、腕を振り上げ顔の前で罰の形を作った。
「そういうでない。相手はどれもいいとこのお嬢様じゃ。木の葉のものもたくさん立候補しておるぞ。」
「えぇ!!ほんとぉ~?誰がいるの?」
「まず日向家のヒナタ、こちらはハナビでもよいそうじゃ。犬塚家のハナ、少し年上じゃの。それから山中家も立候補はしておるがこちらの娘はそれほど乗り気ではないらしい。木の葉よりも他の里からの縁談の方が多いのぅ。火の国、水の国、風の国など大名や富豪の娘が目白押しじゃ。こんなにもててうらやましいのぅ。」
「ふーん、そんなにうらやましいなら変わってやるってばよ?ほ・か・げ・さ・まv」
思わず顔を赤らめそうになるほど魅惑の表情で見つめてくるナルトだが、火影の背中には大粒の汗が流れていた。
ナルトが怒っているのが、空気を伝わってわかるのである。
「で、その中で選べって?」
「出来ればそうしてほしいのじゃが…それとは別に息子を持つ家からの縁談もあるぞ。一応耳に入れておくが。」
「え?そ、それって誰?」
先ほどとは違い、少し期待のこもった眼差しのナルト。
ひょっとしてそっちの方向に好きなものでもおるのかと火影は察す。
孫が見られないのは残念じゃが、この子が少しでも寂しさを感じないのであればたいしたことはない。
火影は一抹の不安を感じつつも、そう納得することにした。
 
「まず犬塚家と日向家じゃ、保険としてキバとネジも候補に入って折る。そして油女シ、うちはサスケ。他の里ではあるが、砂の里からも来ておる。砂影本人からじゃから、無理だとは思うがのぅ。最後にお前の担任のカカシじゃな。あやつだけは勘弁してほしいが…」
名前を聞き終わった途端がっかりしたナルト。
どうやらあげた人の中に、気になる人はいなかったようである。
「それだけぇ~!俺ってば。それありえないってば!ましてや最後のカカシって…きしょすぎ!ぜってぇやだ!」
はっきり、きっぱり、すっきりとカカシ全否定をするナルトに少し安心する火影。
正直カカシを選んだら、カカシをどこか遠くにでも飛ばしてやろうかと思っていたのだ。
カカシは忍びの中でも上ランクの実力の持ち主ではあるが、長時間の遅刻をする、18禁の本を道端で読むなど、人としての常識が足りぬどころか、おかしすぎるところがある。
火影は実力は評価してるが、性格に難ありと思っていたのだ。
そんな男と付き合えば、ナルトが苦労するのは目に見えているのでもとより反対する気だったのだ。
そう決意していたので火影が安心するのも無理はないだろう。
「ふぅむ。この縁談に乗り気なのはもと7版と8班とガイの班か…まぁおぬしの班だったサクラはお主にとって姉のような存在じゃしのぅ。しかし10班のメンバーはおらんのぅ。まぁあそこのもので候補者になりそうなものは山仲イノくらいじゃが。その娘も乗り気ではないというし…」
チラッとナルトの方にやると、ふいっと目をそらされた。
ふむ…これはどうやら元10班に好いておるものがいるのではないだろうか。
その中で…考えられるとすれば、あやつしかおらぬじゃろうな。
頭もよいし、下忍時代も仲がよかったらしいし。
確かにあやつならばナルトも幸せになれるかもしれん。
じゃがあやつは中忍の試験を一発で通ったのはいいが、その後上忍試験を受けるでもなくのらりくらりとやっておる。
才はあるんじゃがのぅ。
やる気がどうにも足らんのだが、常識だけはありそうだのぅ。
この場に立候補してない点も奥ゆかしいし…興味がないだけかもしれんが。
あやつの班のものが率先して立候補していない点から見ても、あやつには底知れぬ魅力があるのかもしれんのぅ。
「ナルトよ。気になったものはおらんようじゃのぅ。じゃがもうそろそろ身を固めてもらわんことにはきりがないぞ。この際男でもよいので周りに発表してしまうのじゃ。まぁその男はみなに恨まれるかもしれんがのぅ。」
ナルトの考えを見越した火影の提案に驚きつつも、暗い表情で答えた。
「でもそいつってば立候補していないし…俺に興味がないのかも」
そういいながらどんどん落ち込んでいった。
全く普段はいらぬときまで自信満々なのにこういうときは普通に不安になるナルトであった。
 
「そやつとはどうなのじゃ?気持ちを伝えたことはあるのかのう?」
「ううん。そんなの俺からなんて恥ずかしいし~まぁちょっとくらいはあるけど…」
照れた表情でぽつぽつと話し出す。
それはナルトに惚れている者たちが見れば襲い掛かるような表情だったかもしれない。
「そいつのこと最初はなんとも思ってなかったんだけど…何度も助けてもらううちにかっこいいかなぁて思うようになっちゃって!まぁ顔もそんなに悪くないし、一番常識人っぽいってば。」
「そうか、そうかそんなにシカマルはいい男であるのだのぅ。」
バッという音が聞こえるくらいの勢いでナルトの顔は高潮した。
顔がほてってきたのを自覚したのか、腕で顔を隠そうとする。
そのまだまだ幼い様子に最近大人びてきて淋しいと感じていた火影は少しだけ安心する。
「……なんでわかったんだってば?」
じろりと火影をにらみつけるが、先ほどと違い赤い顔をした様子では迫力はあまりない。
「候補に上がっていない男で、親しいものといえばあやつしかおらんじゃろ?
まぁあやつならばおぬしのことを理解してくれるかも知れんのぅ。
ただやる気がなさ過ぎる。
おぬしの横に立つならばそれ相応のものでなければ許可は出来んぞ?」
「うぅ~ん、あいつもやる気出せば、かなりやれるんだけど…たぶんガチンコでやっても、どうなるかわかんないかも。」
「何!そんなにあやつは強いのか?
意図的に上忍試験を受けてないとはいっても、まだ中忍じゃぞ?」
「だって下忍の頃から何回も助けてもらったし、今でも任務とかで相談に乗ってもらってるってばよ?」
「ほぅ。そうなのか?そんなにおぬしに親切ならば脈ありかも知れんぞ?」
「え?で、でもあいつってば誰にでも親切だし、めんどくせーとかいいつつも困ってる人いたら助けてるし…わからないよ。」
話しているうちに、不安になってしまったのだろうか。
さっきまで赤かったナルトの顔がいつの間にやら切なくゆがんでいる。
「ふ~む。まぁその件はわしにまかせい!おぬしの幸せのためじゃ。いざとなったらわしの権限で何とかしてするわぃ。」
ほっほっほと、笑う火影にナルトは心配そうに聞き返す。
「でも…そんな無理やりは嫌だってば。俺のこと何にも思ってないなら一緒になっても楽しくないってばよ?」
「う、まぁ大丈夫じゃ!一緒におれば情がわくかもしれんし、第一!ナルトを嫌がるやつなんておらんじゃろう。」
「そうかなぁ。」
「そういうことじゃ。ほれ、いつもの自信を取り戻さんか!じゃあ他の縁談は断ってよいのじゃな?」
「うん…お願いします。…でもあいつに無理はしないでくれってばよ?」
手を合わせながら、頼みますと頭を下げた。
礼儀も何も気にしないナルトなだけに、どれだけシカマルのことを本気で思っているのかが伺える。
 
ふぅ。一応縁談の件は決まったが、これからが大変じゃ。何しろ里内だけでも縁談を持ってきた家の数は多いのじゃから。まぁこれも未来の火影様のためじゃ。
 
 
それまでわしは生きておるかのう。
その姿を見たいわぃ。
未来を思い、たそがれる三代目火影であった。
 
 
 
 
 
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俺の名前は山崎退。

よく弱そうといわれるけれど、これでも新撰組で副長の助勤を命じられている。

 

…嫌、今は勤めていた、が正しいのかな。

 

 

新撰組はテロの多発する江戸を守る国家機関で。

そこで俺は情報収集を任されている監察として働いている。

見掛けが弱そうなおかげで、どこに行っても集団の中に簡単に入ることができる。

自慢できるようなことではないことだけど。

監察としてはまぁ優秀な方だと思う。

新撰組の隊の仲間には副長のパシリとして認識されている気もするが…監察として顔を知られるよりはよい。

時と場合によっては仲間だったとしても、切らねばならないこともあるから。

副長の命で。あるいは仲間の裏切りで。

でも副長は新撰組のことを一番に考えているということを俺は嫌と言うほど知っているから、この人についていける。

だから他の人よりも何度となく副長に怒られたり殴られても。

この人を信じることができるんだ。

 

 

でも今日から一ヶ月間副長を離れ、沖田隊長のもとに行く。

それからどうなるのかなんて想像もつかないけど。

沖田隊長の破天荒振りを思い出すと身震いがする。

あれをいさめなくてはならないのか、と考えるだけで。

…副長よりてこずることは間違いないだろう。

何せ副長がどれほどいさめようとも副長苛めをやめないのだから。

 

これからについて一抹の不安を胸に抱えつつも。

 

 

山崎退、今日もお仕事がんばらせていただきます。

 

 

 

 1.発端

 

 

 

 

ことの起こりは今から3刻ほど前のこと。

副長室でいつものように仕事をしていたら、これまたいつものように沖田隊長が乱入。

さらに沖田隊長が副長をからかうところまではいつもどおりだったんだけど…

沖田隊長が珍しく俺のほうにまで矛先を向け絡んできた。

 

 

「山崎も俺が副長になったほうがいいと思ってるんでさぁ。」

副長との言葉の応酬の中で、なっ沖田隊長は俺に笑顔を向けた。

 

「え!そんなことは…」

ない、と答えようとしたが言葉を濁した。だって副長の前で同意するなんて恐ろしいことなんてできないし、反対すれば沖田隊長ににらまれることになることは確実であるから。

沖田隊長を怒らせしまったら、どんな恐ろしいことをされてしまうか想像もつかない。

 

「それより!今日はどうなさったんですか?」

話題をそらそうと思い、ここにきた用件を聞いた。

沖田は山崎の言葉にさも今思い出したように、

「そうでさぁ。実はねぃ、副長だけに助勤がいるなんておかしいでさぁ。俺も隊長なんだから誰か、つけてくだせぇ。」

と副長の顔をうかがいながら、沖田は言った。

こんなに副長に気を使う沖田を見るのは初めてで、副長も驚いていた。

 

「馬鹿言うんじゃねぇ。他の隊長にもついてねーだろうが。俺は仕事の量が多いから近藤さんがつけてくれたんだよ。」

 

仕事をする手を止めずに、沖田に反論する。しかしそれは正論で、新撰組内で一番仕事が多いのは副長である。

本来ならば局長が書類を見るのだが、最近ストーカーに精を出しているので、その分まで副長のほうに回ってきているのだ。

そして、嘆願している沖田も隊長でありながら、昼寝をしてサボったり土方への嫌がらせをしたりと、隊長としての仕事を怠けることが多い。

それゆえ必然的に副長の仕事が増える。そう考えると沖田に助勤が必要だとは思えない。

もし沖田に助勤をつけたとしても、仕事を助勤にすべて任せて、遊びに行きそうだ。

もっともこれまで沖田が真面目に仕事をしたことなんて、数えるほどしかないのだが。

 

「へぇ。その点なら大丈夫でさぁ。ちゃんと近藤さんには了承を取ってきましたんで」

「な、ほんとかよ!まったく近藤さんも何考えてんだか…」

土方は障子のほうを見ながらぶつぶつと文句を言っていた。

しかし。

局長が決めたのであれば、仕方がない。

そう考え、しぶしぶとではあったが沖田に誰がいいのか、と聞いた。

「俺山崎がいいんでさぁ。お願いしますぜぃ。」

と沖田は珍しく頭を下げて頼みこむ。沖田にしては精一杯の敬語で。

敬語なんてはじめて使ったんじゃないだろうか。しかも普段あれほどなめきっている副長に。

これには山崎も土方も目を丸めて驚いた。

土方に対して頼み事をするなんて今までに1回もなかったからだ。

しかし山崎は驚きと同時になぜ俺を!?と戸惑いを感じていた。

確かに副長の助勤をしている手前、他の隊士より沖田隊長と話す機会は多く、仲はよいほうではあった。

だがそれも同僚としてで、非番の日に一緒にいるというような間柄ではなく、第一俺は1番隊の隊士ではない。

それに今俺は副長の助勤をしているのだ。

なのに、副長はどうするつもりなのだろうか。

 

「…山崎は今俺の助勤だ。それをわかっていて言っているのか?」

「もちろん。でも山崎が一緒なら仕事はきちんとしまさぁ。」

土方がちらっと山崎の方を見ると、不安そうな顔をしてこちらを見ていた。

「近藤さんには山崎をほしいといったのか。」

「いいやした。土方さんがいいというなら…と。」

「…そうか。」

 

ジュボッとライターの火をつけ、くわえたタバコに火をともす。

スパー、と土方の頭の周りを白い煙が舞った。 

こうして眺めていると、山崎には町の女達が土方に対して騒ぐ気持ちがわかるような気がした。

 

 

「山崎はどうしたいんだ?」

と副長は俺に聞くが、俺には返しようがない。

これまで副長の助勤としてせいいっぱい仕事をしてきたし、この役職に愛着もわいている。

最初は副長を血も涙もない恐ろしい人だと思っていたけど、それは俺の思い違いで副長になら全てを預け、命を懸けてもよいと思えるほどにまでなっていたのだ。

 

この人になら、と。

 

だから出来るならこのまま残りたい。

しかしそれを沖田隊長の前で言えるほど俺の神経は図太いわけではなく。

あ~、う~、と奇声を発すること3分。俺はどうしてよいかわからず、副長に眼で助けを求めたが、そ知らぬ顔で俺の答えを待っている。

どう答えようか迷っていると、背中から鋭い視線が突き刺さってくるのがわかった。

この視線の持ち主は沖田隊長だということはわかる。

この部屋には俺と副長と沖田隊長しかいないのだから。

 

とにかく痛い!

早くこの場から去ってしまいたい!

 

「お、俺の一存では!…決めかねます。」

と当たり障りのないことを返して、副長の顔を見ると…世にも恐ろしい鬼が、いや副長が今にも頭の欠陥が切れるんじゃないかってくらい青筋を立てていた。

「土方さん、山崎が怖がってますぜぃ。承諾してくださせぃや。」

「…む。…だが山崎は今俺の助勤をしてもらっているから、山崎は困る。他のやつじゃ駄目なのか?」

その土方の言葉に内心歓喜する山崎と、ぶーたれる沖田。

 

「しかたないでさぁ。じゃあ1ヶ月だけお試し期間ってことでお願いします!それで駄目だったらあきらめますぜぃ。」

とくいさがってくるので土方はしょうがない、と

「わかった。一ヶ月だけだぞ。」

「えぇぇぇぇぇえ!!」

土方の承諾を聞き、沖田はうれしそうに笑った。

しかしその傍で山崎は納得行かないと口をへの字に曲げていた。

やっぱり沖田隊長のお願いには弱いのか、俺はどうでもいいのか、と落ち込むものの。

決まってしまったことに何を言うことも出来なかった。

 

「やったぜぃ!山崎!一ヶ月がんばろうぜぃ。」

 

よろしく、というかのように沖田隊長は俺の手を握ってぶんぶんと振った。

その横で副長は俺を殺しそうな目でにらんでくる。

 

 

かんべんしてくださいよぉ。

全く、副長も嫌なら嫌でつっぱねればいいのに…二人に振り回されて俺もいい迷惑だよな。

 

明日からどうなるのか。

とりあえず副長室につめることはなくなるだろう。

しかし沖田隊長の奇行についてゆくことが出来るのか。

はてさてこれから一ヶ月後に自分が無事であることを祈るばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンルは好きな漫画をそのときの気分で選ぶのでまちまちになるかと思います。ただ一つのカップリングに絞られるとそれ以外に目が行かなくなるのでご了承ください。好きなキャラ以外への扱いが悪いこともあります。

NARUTO★シカナル

 基本的に両方好きなので、シカ(←10)ナル(←7班、8班?)みたいなかんじです。すれてても、すれてなくてもカップリングはこれしか考えられません。若干シカマルより、というかシカマルメインの分が最近多くなっております。(本誌の活躍に影響されて)
そしてあまりサスケ・カカシに関していい扱いをしないと思いますので、お気をつけください。

 

銀魂★土山

 最近猛烈にはまっているカップリングです。受けは新八でもいいんですけど、思いのほか山崎にはまってしまって山崎の情けないとこもかわいくて好きなんですが、隠された実力が絶対あると信じています。副長は何気に山崎にべたぼれだと思うけど、照れて普段は何も言いません(笑)

 
D.Gray-man★ラビアレ

 ラビはアレンに一目ぼれだと思います。でもブックマンとしての役目を果たさないといけないから自分の気持ちはひたかくしています。でもアレンはラビの優しさに触れ、好きになると思います。
ラブラブだけど、悲しい運命、私の中ではそんなイメージです。悲劇はあまり好きではないので二人が幸せになるような話を書きたいです。



今のところ未定。でも好きなジャンル

ヒカルの碁佐偽ヒカ
  この漫画はほんとに好きで、今でも再開してほしいくらいです。なので二人のその後か、逆行とか    かいてみたいです。

プレイボール★ 谷口世代
 谷口大好きなので、谷口と周りの仲間との日常を書いてみたいと思ってます。

ベルバラ★アンドレ×オスカル
 長編のすばらしい小説を読み、はまってしまいました。しかし中世のヨーロッパの優雅さを文章で表すことは私には出来そうになく…

シティハンター りょう×かおり
 やっぱり不滅のパートナーですよね。最近大手のサイト様方が休止なされて悲しく思ってます。

ゴーストスイーパー美神令子   横島逆行
 ここまで盛り上がっているとは知りませんでした。しかし様々な角度から小説をたくさんの方々が書かれております。質、量共にすごくて読むのに時間が足りないくらいです。

2006/09/08 (Fri) 案内 Trackback() Comment(0)

今日は夕方家に帰ってきました!

ダイエットのため駅からがんばって歩いたんだけど。

暑い!暑い!

死ぬほど暑かった。

…運動不足です(汗

明日は友達とクッキー作り!!

今日は早めに就寝…できるかな。

「おはよ~シカマル。今日もいい天気だね~」

空を見上げると、雲一つ無いいい空が広がって。


ピーヒョロロと空を鳥が気持ちよさそうに飛んでいる。

アカデミーをさぼりたくなる気持ちがつい募る。


「おはよう、チョウジ。ほんとに気持ちいいな。」

挨拶をしながら歩いてきたのは、俺の幼馴染でもある秋道チョウジ。
秋道家は俺の家…奈良家と同じように名家で名が知られている。
昨日火影との話の中で出てきた道連れにしようとしている第1号だ。
こいつは気のいいやつで俺がぼっとしていても邪魔をせず、一緒にボーとしてくれる。
(その間どころかずっとスナックを片手に漠々と(授業中でさえ)間食している案外肝の据わったやつだ。)
こいつなら俺の頼みも引き受けてくれるだろう。もう一人は難しそうだが…

「ねぇねぇ。今日の宿題してきた?僕してないんだよねー」

気の小さいようで、案外神経が図太い。チョウジはシカマルも例の如くしてないだろうと高を括っていた。
実際そんなものをする暇も無かった、時間があってもしてないと思うけど。

「してねぇよ。ところで…頼みたいことがあるんだけど。」

シカマルは親にも友達にも頼み事なんて全くといっていいほどしない。
そのシカマルが真剣な顔をし、聞いてほしいと、頼み事をしてきたのだ。
何かあったのかと思わない方が難しいだろう。

「どうしたの?珍しいね。どんなこと?」

チョウジは内心驚いていたのだが、笑ったままシカマルに聞いた。
でもシカマルが頼み事なんてよほどの事だ、何があったのかと心配していた。

「実は…」

シカマルは歩きながら、昨日火影にあってっどういうことになったかをポツリポツリと話し始めた。



第2章 「旅は道連れ、世は情け」


「はぁ。それは大変だったね。でもそれはシカマルが悪いよ~!あんなことしてたらいずれバレルってわかってたことじゃない。」

チョウジの言葉にシカマルは苦笑いをした。もっともな意見である。実際その場面を何度も海という忍びに見られたからこんなことになったのだから。

「…そのとおりです。返す言葉もございません。で、俺は1週間後から解部に行くことになったんだけど…おまえに助っ人みたいなことをしてほしいんだよね。」
「それが頼みごと?でも僕シカマルみたいに頭よくないし、強くも無いよ?」

 シカマルが頼みにくそうにしていた理由もわかったし、何があったかもわかった。シカマルが困ってるなら助けてあげたいと思うけど、僕にはシカマルが思うように役に立つとはどうしても思えない。

「そんなことないぜ!お前は自分で思ってるよりずっと強ぇって!それに俺一人だと突っ走りそうだからストッパーとして横にいてくれよ。」

シカマルは僕の不安を察し励まそうとしてくれたことが僕には嬉しかった。それに…確かにシカマルを止められるのは僕しかいなそうだしね。

「ありがとう。シカマルの立派なストッパーになれるようにがんばるよ。ところでイノはどうするの?仲間はずれにしたら後で怖いと思うよ?」
「おぅ。あいつも誘うつもりだが…親父さんをどうしようかと。ばれたらすげー怖いしな。少し迷ってるところだ。」

シカマルはイノの父親の親馬鹿っぷりを思い出したのか、ブルリと背筋に震えが走った。
イノも俺たちと同じ旧家で山中家の生まれだ。家は花屋と薬草作りを兼任している。それゆえ山中家に嫌われると、薬草を配給してもらいにくくなるのだ。山中家の栽培している植物は毒から薬まで幅広い。それをもらえなくなると任務に支障が出ることもあるから恐ろしいことこの上ない。特に娘の悪口を一言でも言ったら必ず親父さんの耳に入り、その後、死ぬほど酷い目にあうらしい。と言う噂は里ですでに噂にならないほど知られていた。 俺もイノの家に遊びに行く度に無言のプレッシャーを感じるので、その娘が危険な目にあうかもしれない、と知られればどんな目にあうかわかったものじゃない。今日の朝の授業はくのいちとは別の授業だから、イノと顔を合わせるのは昼休みになるだろう。だが親父さんに内緒には…できないだろうな。

 


学校についた俺たちはいつものように授業を受けていた。俺はいつもの如く爆睡。そしてチョウジは俺の隣で爆食。そんな俺らを担任の先生が怒らないはずも無く、チョークがびしばしと飛んできた。よけるのもめんどくさいのか、シカマルはチョークに当たっても気にすることなく寝ていた。ほんとにマイペースな男である。その後も本能の導くままに昼休みまでずっとこんな調子だった。彼らを知らないやつが見れば、なんて問題児だと憤慨したに違いない。
しかし彼は寝つつも、今後の展開について思う部分がありそれをずっと考えていた。
今回のように海という暗部に指摘されずとも、俺の異質さはいずれ、火影に知られることになっただろう。
そしてあのときの勢いでイノとチョウジも巻き込んでしまおうと思い、火影に推薦したのだが、これが己の勝手であるということはシカマルにはいやと言うほどわかっていた。
確かに二人は俺が誘えば、自分からしたい!と言うだろう。
しかしそれは彼らが、忍びの大変さを全く知らないからであり、命がかかっているという実感を感じていないからだ。
それでも、一人で行くには俺はあまりにも幼く、弱い。
結局俺のエゴで二人を巻き込んでしまったのに、それを止めるだけのやる気が俺にはないから、現状を維持することに、そう、俺は決めてしまう。

 

キーンコーン、カーンコーン。

 

チャイムの音が昼休みの始まりを告げる。その音と共に女子も教室に帰ってきて、弁当を広げだした。イノは…ほかの女子の友達と弁当を食べようとしていた。

「シカマル。早く呼んだ方がいいんじゃないかな?」

チョウジはシカマルの方を揺らしながら、イノのほうを見つめていた。

「わかったよ。ちっめんどくせ~」

シカマルはダルさ全開で立ち上がり、イノに声をかけた。

「イノ~ちょっと話しがあんだけど…今日だけ昼飯つきあわね~?」

 いきなり声をかけられたイノは驚いてシカマルの方へ振り返った。シカマルとチョウジとイノは古くからの幼馴染だが、アカデミーでチョウジはともかくシカマルはイノに積極的に話しかけるということはなかった。もちろんほかの女の子にも同じではあったが。
 シカマルの方にも話しかけなかったもちろん理由はあった。イノに話しかけると周辺の男子からの視線が厳しくなるのだ。イノはくのいちの中でも成績はずば抜けてよく、男子の上位者とと比べても劣るものではなかった。それにイノは明るくやや暴走することもあったが、オシャレに気を遣っていて、くのいちの中で男子に人気があったからだ。しかし父親のことはアカデミーでも有名だったので、表立って其れを口に出すものはいなかった。だがイノに告白した人は誰であっても父親に呼び出しを食らったらしい。それでイノに話しかけたことで、イノに好意を持っている男子に嫉妬されたのだった。
 
「いいけど…珍しいわね?じゃあ屋上で食べましょ?」

そう言うと、イノは一緒に食べようとしていた女の子たちにひやかされながらも、弁当を持って教室を出た。シカマルとチョウジも周りの視線を無視し、さっさと昼飯の用意をして教室を後にした。教室を出たところで、3人は合流した。それから屋上に行って弁当を広げながら話をしていた。

「ねぇところで話ってなんなの?」

イノはシカマルにワクワク顔で質問した。シカマルの誘いはいつも興味を引かれることばかりだ。それに女の子だからと遠慮せずに、私も一緒に誘ってくれるのだ。そのことがイノにとってとっても嬉しい事だった。他の女の子の友達は幼馴染だった男の子が女の子だからって段々と遊ばなくなったと話していた。だからシカマルから話があると聞いて、面白そう!という期待感と3人で何かをできるという嬉しい気持ちでイノはいっぱいだった。

「お前を誘うと親父さんが怖いんだけど、誘わねーと後で怖いからなぁ。」
「あったりまえよ~!!私を仲間はずれにしたら怖いわよ?パパには私から言っておくから!」
「たのむ。実は…俺暗号解析部で働くことになったんだよ。」
「え~~!!それってどういうこと!?あんたがすごいからってまだアカデミー生でしょ!?」
イノは驚き、キーンと響く声で叫んだ。その声にシカマルは思わず耳を押さえる。チョウジは気にせず豪華な弁当を食べていた。重箱5段の。

「うるせーよ。だから火影につかまっちゃって…今人材がいないんだとよ。」
「なるほどねー。確かにあんたならその辺の中忍よりよっぽど強いし、頭だってすごくいいから適任かも。でもほんとにやるつもりなの?アカデミーでもめんどくさがって成績悪いあんたが?」
「そうだよねー。でも断れないみたいだよ。」

とチョウジがイノに言った。

「ってか火影本人から言われたし、親の手前断れねーよ。ほぼ命令だぜ。」
「…確かに。で話ってそのこと?」

少し神妙な顔でイノは聞いた。

「あぁ。でお前たちも手伝ってくれねーかな、と思って。」
「えっ!?ほんと!?でもそれっていいの?」
「いいんじゃない?実力だって中忍レベルくらいはあるだろ?それに俺だってその方がやりやすいし。」

シカマルの言葉にイノはぱぁっと顔が輝いた。それはチョウジも同じである。2人はシカマルのことを自分たちより強いと認めていた。しかしそのシカマルに実力があると認められたことが何より嬉しかったのだ。

「私はいいわよ?面白そうだし。」
「僕もいいよ~。できるだけ頑張るね!」

シカマルは大丈夫だと思ってはいたが、笑って了承してくれた二人に心から感謝したい気持ちになった。ふたりともこれが危険なことだということはわかっていただろう。断られてもおかしくはなかった。もちろんシカマルは2人を絶対引き入れると授業中に迷いながらも決めていたので、断った場合は火影に言って入れてもらうように頼むつもりだった。そうならなかった安堵と2人の友情を嬉しく思っていた。しかしそれと平行して2人の実力、そして危険を少なくするためにどうすればよいか、2人の実力で大丈夫かを計算していた。

「ありがと。俺は来週から解部に行くことになってるけど、2人は何とか親を説得してもらっていいか?…特にイノは親父さんに俺の名前を出さないでくれ。やっぱり夜出ることも増えるだろうから、親に内緒は難しいしな。それに俺の親父はもう知ってるし。」
「わかってるって!でもパパ私のことになると頑固だからなぁ。一応シカマルの名前出さないように頑張るけど…」
「僕のほうは多分大丈夫だよ。結構好きにさせてくれるし」
「頼むよ。それと、お前らには修行してもらうからな?」

シカマルハにやりと意味ありげに笑った。この笑い方を見て2人は悪寒を感じた。こういう風に笑うときには何か悪いことを考えていることが多かったからだ。それは自分たちに降りかかることは少なかったが、見ているだけでも怒らせないようにしようと誓ったものである。

「し、修行って?どんな?」
「僕たち大丈夫なんでしょ?」
「解部だぞ?中忍レベルじゃ危ないに決まってだろ?せめて上忍の弱いやつくらいは負かせるようにならないと…じゃないとイノの親父さんだって絶対OKするわけないだろう。」
「でも~シカマルの修行ってきつい…あ~もうわかったわよ!上忍くらい倒せるようになって見せるわよ!」

イノはやけになってこぶしを握り締めながら、決意をあらわにした。その姿は普通の男よりはるかに男らしかった。男の子だけでなく女の子の中でも人気のあるのはこういう部分があるからだろう。

「わかったよ~僕もするよ。でも修行の後おごってよね!」
「…ほどほどならな。まぁ俺は来週から行くけど、2人は上忍レベルの実力がついてからだな。」

イノは屋上の空を見つめながら、ようし!頑張るぞ~!!と声を張り上げた。
その傍らでシカマルとチョウジは顔を見合わせ苦笑した。
とりあえず来週からシカマルは解部にいくことになる。
はてさてどうなることやら… 
旅の道連れはできたものの、これから先何が起こるか…それは誰にもわからない。

 

 

 
 
そのころ火影の執務室では…

「火影様。シカマルはどうでしたか?」
「うむ。なかなかよさそうな眼をしておった。おぬしの薦めるだけはあったぞ」

暗がりの中机のそばにある光で浮かびあっがた、火影と一人の忍び。

「でしょう?だから言ったじゃないですか。」

火影の目前であるにもかかわらず、その忍びはその場にいるものの心を落ち着かせるような雰囲気を漂わせ、穏やかな笑みをたたえ続けていた。

「そうはいってもまだ子供じゃから、危険な仕事につかせることをどうかとは思っておる。じゃがそう言っておられる状況じゃないんでのぅ。ところで海よ…」
どうやらこの忍びはシカマルを推薦した海<カイ>のようだ。シカクの話にあったように気配の消し方、ちょっとした体の動きは眼を見張るものがある。
火影はしばらく口をつぐみ、黙り込んだ。何かを考え込みながら、

「いや、なんでもないぞ。ところであやつはどうしておる?一年前にお前に任せっきりだったがところでどうなったのかときにしておったのじゃが…」
「あ、あいつですか?元気でやってますよ。もって生まれた才能なのか、努力のおかげなのでしょうか。もうどこに出しても大丈夫だと思います。下地はあったので、結構簡単でしたよ。」
「そうかそうか。それは安心じゃ。ではこれから実践に出してもよいのじゃな。」

火影は年甲斐も無く、何かを思い浮かべながらニヤニヤと笑っている。はたから見れば、スケベジジィである。
海は顔を少し引きつらせていた。

「そ、そうですねー。いきなり一人は危ないですけど。Aランクぐらいなら大丈夫だと思いますよ。俺も付き添いますしね。」
「そうか。頼むぞ。して、あやつはもう家に帰っておるのか?」
「…いえ。そこに。」

海は窓のほうにチラッと視線を向けた。火影はバッと驚いて窓を見た。
気配をまったく感じなかったので、誰かが窓にいるなどかんがえてもいなかった。そのことは火影を責めるべきかもしれないが、この場に海がいることで火影は安心しており、そのことで少し油断を招いていた。よって気づかなかったのだ。

「どうも。」

窓をくぐって入ってきたのは、20前後の黒装束をまとった青年だった。髪は黒く、上から下まで黒で統一されているので薄暗い部屋の中でははっきりと見えない。ただ、青い瞳が強い印象を与えていた。

「ナルトか。久しぶりじゃのぅ。何か困ったことは無かったかのぅ。」
「ないよ、そんなの。てか顔壊れすぎなんだけど…」

ナルトの出現で火影の顔はデレデレにとけかかっていた。嬉しさからなのか、何なのかはわからないのだが、爺馬鹿もほどほどにしてほしいものだ。

「う、うむ!すまぬ。それより変化を解かんかのぅ?もう遅いから心配は無用じゃ。」

そうは言われたが、不安のあったナルトは海の方へ視線を向けた。
海はうなずき、ナルトに目で大丈夫だと伝えた。
その様子に火影が若干の嫉妬をしたのはいうまでもないことだ。
はぁ、とため息をつき、ナルトは印を組んだ。目にも留まらぬ速さだった。
印が完成すると同時に、ナルトの体は煙で包まれ、その煙の中から子供が出てきた。
木の葉の里では珍しいあでやかな金髪、そして変化していたときと同じ青い瞳だった。顔には両頬に3本の傷が刻まれていた。
だがその目つきは鋭く、その瞳の奥には悲しさと抑えることのできないどうしようもなさが、ゆらゆらと映し出されていた。

「おぉ、大きくなったのぅ。アカデミーの方はどうなんじゃ?留年させて悪かったのぅ。しかし適任の護衛がいなっくてのぅ。」
「まったくだ。やっと卒業できると思ったのに…まぁ担任が海だから我慢できるんだけど。」

納得したように話してはいるが、やや不満そうである。
話し方は大人びているのに、子供っぽくて。
つい海の口元に笑みが浮かぶ。

「アカデミーは大変だろうけど…俺がいるんだしいいだろ?」
「うむ。ところでアカデミーのほうで親しいものはできたか?」

その火影の発言を聞き、ナルトはさらに額にしわを寄せた。

「……」
「あの…火影様。その話は…「海!とめなくていいよ。」

と海が言おうとするのをナルトは止め

「そんなやついるわけないじゃん。みんな親の言うこと聞く馬鹿なやつばっかりだよ。」

と火影に笑いながら話した。
その顔を火影は悲しそうに見、目を伏せる。
この子には何の罪も無いのに、わしには何もできんわ。でも…もしかしたらあやつになら…
「そういうでない。周りを見てみよ。もしかしたら近くにいるかもしれんぞ?」
「いるわけないよ。じゃあ俺そろそろ帰るね。じゃあ暗部の話しよろしく。」

言い終わったと同時に瞬身の術で部屋から瞬く間に消えた。

「……」
「……」
「シカマルと仲良くなるといいですね。」
「そうじゃな。」

ナルトの行く末を。
そして二人の行く末を案じていた。
二つの運命が絡み合い、これからどうなることか。
それは火影様にも誰にもわからない。
願わくば幸せを。

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